硬質アルマイト

硬度と耐久性を高めた皮膜生成技術

金属部品が摺動部分に組付けられた場合、稼働時間の増加により金属部品は摩耗していきます。
摩耗した金属は性能が低下し、機械トラブルによる生産性の低下、不良率の上昇、ユーザークレームの増加につながります。
それを防止するには、金属自体に摩耗に耐えうる硬度や耐久性を持たせることが必要です。

そのニーズに応えるべく開発されたのが「硬質アルマイト」という技術となります。
軟質アルマイトよりも硬い皮膜を生成し、特に耐摩耗性能が向上します。
その代わりに染色性が軟質アルマイトに比べて劣ります。
そのため、摺動部等のキズがつきやすい場所にアルミニウムを使いたい場合には、硬質アルマイトが最適です。